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【箱根駅伝2026】テレビ観戦が100倍楽しくなる!日程・出場校・ルールを徹底解説

【箱根駅伝2026】日程・出場校・テレビ放送・コース解説まとめ

お正月の風物詩、箱根駅伝が今年もやってきます!正式名称は「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走」。大学生ランナーたちが、母校の誇りを胸に一本の襷(たすき)を繋ぐ姿は、毎年多くの感動を呼びます。

この記事では、第102回箱根駅伝2026の日程や出場校、コースといった基本情報から、初心者でも観戦が100倍楽しくなるルール解説まで、どこよりも分かりやすくまとめていきます!




  • 情報更新日:10月1日

箱根駅伝2026 大会概要

大会名称 第102回東京箱根間往復大学駅伝競走
開催日程 往路:2026年1月2日(金)8:00~
復路:2026年1月3日(土)8:00~
出場校数 21校(シード10校+予選会10校+関東学生連合1チーム)
テレビ放送 日本テレビ系列で独占生中継
ネット配信 TVer(ティーバー)にてライブ配信予定

箱根駅伝2026 出場校一覧

箱根駅伝には、前回大会で10位以内に入り「シード権」を獲得した10校と、毎年10月に行われる「予選会」を勝ち抜いた10校、そして予選会敗退校の中から選抜される「関東学生連合チーム」を加えた、合計21チームが出場します。

シード校(前回大会10位以内)

2025年1月の第101回大会でシード権を獲得した10校です。

  • 青山学院大学(総合1位):前回大会で圧巻の総合優勝。圧倒的な選手層で大会連覇を狙う絶対的王者。
  • 駒澤大学(総合2位):常勝軍団。各学年にエース級の選手を揃え、王者奪還を目指す。
  • 國學院大學(総合3位):粘り強い走りが持ち味。往路で上位に食い込み、初の総合優勝を狙う。
  • 早稲田大学(総合4位):「臙脂(えんじ)のW」でおなじみ。名門復活へ、総合3位以内を虎視眈々と狙う。
  • 中央大学(総合5位):近年復活を遂げた伝統校。安定した力で常に上位争いに加わる。
  • 城西大学(総合6位):留学生エースの走りを起爆剤に、往路での波乱を巻き起こす力を持つ。
  • 創価大学(総合7位):新興勢力ながら、安定してシード権を獲得。アップダウンの激しいコースを得意とする。
  • 東京国際大学(総合8位):強力な留学生を擁し、各区間でインパクトのある走りを見せる注目校。
  • 東洋大学(総合9位):「その1秒をけずりだせ」のスローガンで知られる伝統校。鉄紺のプライドで上位を目指す。
  • 帝京大学(総合10位):復路での驚異的な追い上げに定評があり、「復路の帝京」の異名を持つ。

予選会通過校

シード権を持たない大学は、2025年10月18日(土)に開催される「予選会」に出場し、上位10校が本戦への出場権を獲得します。結果が発表され次第、こちらに追記します!

予選会のルール解説

予選会は、各校10名~12名の選手がハーフマラソン(21.0975km)を一斉にスタートし、チーム内上位10名の合計タイムで競います。1人のエースが速いだけでは勝てず、チーム全体の総合力が問われる過酷なレースです。

このレースの上位10校が、2026年1月の箱根駅伝本戦への出場権を獲得します。

予選会の注目校

前回大会で惜しくもシード権を逃した伝統校や、近年力をつけている大学など、多くの有力校が出場します。

  • 順天堂大学:前回11位と、あと一歩でシードを逃した名門。リベンジに燃える。
  • 明治大学:毎年上位候補に挙がるも、予選会で苦戦が続く伝統校。今年こそ本戦復帰なるか。
  • 中央学院大学:予選会での安定感には定評があり、通過は固いと見られている。

【2026年からの新ルール】関東学生連合チームとは?

予選会で敗退した大学の中から、成績上位者を選抜して編成されるドリームチームが「関東学生連合」です。

これまで、このチームには箱根駅伝を一度も走ったことがない選手しか選ばれませんでしたが、2026年大会からは「本戦出場経験が1回までの選手も選考対象になる」というルール変更がありました。

また選出方法も新しくなりました。

新ルール(2026年から)
・予選会 11位~20位の大学 から各1名(計10名)
・総合21位以下の大学から 個人成績上位者を6名(各校1名)

旧ルール
・予選会で敗退した大学の中から、各校1名ずつを選出
・個人成績上位の16名で学生連合チームを編成

これにより、予選会で敗れた大学のエースが再び箱根路を走る姿が見られるかもしれません。

箱根駅伝とは?テレビ応援が100倍楽しくなる豆知識

基本ルール編

箱根駅伝は、東京・大手町から神奈川・箱根町の芦ノ湖までを、2日間かけて往復する大学対抗の駅伝競走です。

各大学は16名の選手を登録し、その中から選ばれた10名のランナーが、チームの想いが込められた一本の襷(たすき)を繋いでいきます。

往路(1月2日):東京 → 箱根(5区間 107.5km)
復路(1月3日):箱根 → 東京(5区間 109.6km)

2日間の合計タイムで総合順位を競い、総合10位以内に入った大学は、翌年の本戦出場権である「シード権」を獲得できます。このシード権をめぐる10位争いは、優勝争いと並ぶ箱根駅伝の大きな見どころです。

過去の参考タイム

選手たちがどれほど驚異的なスピードで走っているのか、過去の大会記録を見てみましょう。

総合記録(大会記録) 10時間41分19秒(青山学院大学 / 2025年)
往路記録 5時間18分13秒(青山学院大学 / 2024年)
復路記録 5時間18分40秒(青山学院大学 / 2025年)
シード権争いの目安(2025年大会10位のタイム) 10時間54分58秒(帝京大学)

テレビ応援が楽しくなる用語編15選

これを知っておくと、テレビ中継がもっと面白くなること間違いなしのキーワードを紹介します!

1. 花の2区:各大学の最強エースが集う最重要区間。序盤の流れを決定づけるため「2区を制する者は箱根を制す」とも言われます。1区で出遅れたチームのエースが前の走者を次々と追い抜いていくなど、激しい順位変動が起こりやすいため、最初から最後まで目が離せません。

2. 山の神:往路5区の「山上り」で驚異的な走りを見せた選手への称号。高低差800m以上を駆け上がる過酷なコースで大逆転劇を演じた、まさに伝説のランナーの呼び名です。

3. 繰り上げスタート:先頭が中継所を通過してから一定時間(10~20分)が経過すると、次の走者が襷なしで強制的にスタートさせられる非情なルール。目の前で襷が繋がらないシーンは、箱根駅伝で最もドラマチックで残酷な瞬間です。

4. ごぼう抜き:一人の選手が前の選手を次々と追い抜いていくこと。語源は、細長いごぼうを地面から一気に引き抜く様子から。特にエース区間や5区の山上りでは、歴史的なごぼう抜きが生まれることがあります。

5. 区間新記録:各区間で、これまでの最速タイムを更新すること。総合優勝争いだけでなく、「〇区の記録保持者」として歴史に名を刻むための、選手個人の戦いにも注目が集まります。

6. 給水:コースの途中で選手がスペシャルドリンクを受け取ること。この時、チームの監督やスタッフが並走しながら直接指示や激励を送れるため、単なる水分補給ではなく、重要な作戦タイムとなります。

7. 往路・復路優勝:2日間の総合優勝とは別に、1日目の往路、2日目の復路だけの優勝も表彰されます。「往路は取ったが総合優勝は逃した」ということもあり、レースの深みを増しています。

8. 関東学生連合:予選会で敗退した大学の中から、成績上位者を集めて編成されるドリームチーム。ただし、チームの順位は公式記録には残らないオープン参加。母校の襷ではない白い襷で走る姿が、駅伝ファンの胸を打ちます。

9. デッドヒート:ゴール直前まで2人以上の選手が僅差で競り合うこと。特に翌年のシード権をかけた10位と11位の争いは、毎年のようにゴール前のラストスパートまで熾烈を極めます。

10. アンカー:最終10区を走る選手のこと。チーム全員の2日間の想いが詰まった襷を背負い、東京・大手町のゴールテープを切る、最も栄誉ある役割です。

11. 区間賞:各区間で最も速いタイムで走った選手に贈られる個人賞。総合優勝を逃したチームの選手でも、区間賞を獲得することは大きな名誉です。

12. 遊行寺の坂(ゆぎょうじのさか):8区の終盤にある、勝負を左右する難所の上り坂。ここまで繋いできた選手たちの疲労もピークに達するため、この坂で失速し、順位が大きく変動することがあります。

13. 定点カメラ:コースの各所に設置された固定カメラのこと。選手が一人で走っているように見えても、実況が「定点カメラの情報によりますと、後ろから〇〇大学が迫っています!」と伝えることで、目に見えない順位争いを可視化してくれます。

14. 白バイ:ランナーのすぐ前を走る警察の白いバイク。先導するだけでなく、ランナーのペースメーカーの役割も果たしています。テレビ中継で白バイとの距離感を見ることで、ランナーがどれほどのスピードで走っているかが分かります。

15. フリーザ様:近年、沿道に出現して話題となる人気アニメ「ドラゴンボール」のキャラクター、フリーザのコスプレをした応援団のこと。いつ、どこに現れるのかを探すのも、一部の視聴者の楽しみになっています。




箱根駅伝2026 日程とコース解説

箱根駅伝は全10区間、合計217.1kmの壮大なコースです。各区間で繰り広げられるドラマと、選手の走りがいっそう楽しめるように、各区間の特徴を詳しく解説します。

往路:2026年1月2日(金)

1区(21.3km):大手町 → 鶴見


特徴:各校のスピード自慢が集う平坦な高速コース。六郷橋付近の風が勝負を左右することも。

見どころ:レース全体の流れを占う重要なスタート区間。ここで出遅れるわけにはいかないため、序盤から激しい牽制が繰り広げられます。

2区(23.1km):鶴見 → 戸塚


特徴:「花の2区」と呼ばれる最重要エース区間。終盤にある「権太坂」の急な上り坂が選手を苦しめます。

見どころ:各校のエース同士によるプライドをかけた真っ向勝負が見られます。ごぼう抜きも生まれやすく、最も盛り上がる区間の一つです。

3区(21.4km):戸塚 → 平塚


特徴:相模湾からの海風と、富士山を望む絶景が特徴のコース。追い風に乗れば好記録が期待できます。

見どころ:留学生ランナーが起用されることも多く、レースが大きく動く可能性がある区間です。

4区(20.9km):平塚 → 小田原


特徴:細かなアップダウンがじわじわと体力を奪う、準エース区間。5区の山上りに向けて、少しでも良い位置で襷を渡したいところです。

見どころ:派手さはないですが、ここで粘れるかどうかが総合優勝の鍵を握ります。

5区(20.8km):小田原 → 芦ノ湖


特徴:高低差800m以上を一気に駆け上がる、箱根駅伝の象徴「山上り」。特殊な適性が求められます。

見どころ:「山の神」が誕生する伝説の区間。毎年、驚異的な追い上げや大逆転劇が生まれます。

復路:2026年1月3日(土)

6区(20.8km):芦ノ湖 → 小田原


特徴:5区とは逆に、急勾配を一気に下る「山下り」。時速20kmを超えるスピードと、巧みなコーナリング技術が求められます。

見どころ:往路でつけられた差を、ここで一気に縮めることができます。復路の逆転劇はここから始まります。

7区(21.3km):小田原 → 平塚


特徴:序盤は下り基調ですが、気温が上がりやすく、選手は体温調整に苦しみます。

見どころ:シード権を争う中位校の熾烈な順位争いが激化する区間です。

8区(21.4km):平塚 → 戸塚


特徴:終盤の「遊行寺の坂」が最大の難所。ここまで繋いできた選手たちの疲労もピークに達します。

見どころ:優勝争い、シード権争いともに、ここで失速するチームも多く、最後まで目が離せません。

9区(23.1km):戸塚 → 鶴見


特徴:復路のエース区間。距離も2番目に長く、各校のキャプテンなどが任されることが多い重要な区間です。

見どころ:もし優勝争いが僅差であれば、この9区で事実上の決着がつくこともあります。

10区(23.0km):鶴見 → 大手町


特徴:ビル風が吹き荒れる中、東京・大手町のゴールを目指す最終区間。選手は喜びとプレッシャーの中で走ります。

見どころ:優勝チームのアンカーが、仲間たちに迎えられながらゴールテープを切るシーンは、箱根駅伝で最も感動的な瞬間です。

箱根駅伝2026 優勝候補を独自予想!

【優勝候補①:青山学院大学】
前回大会で圧巻の強さを見せつけた王者。選手層の厚さは大学駅伝界随一で、スター選手が卒業しても次々と新しい才能が現れます。大会連覇の最有力候補です。

【優勝候補②:駒澤大学】
前回は王者・青学に一歩及ばなかったものの、その実力はトップクラス。伝統的に勝負強い選手が多く、リベンジに燃える今大会も優勝争いの中心となることは間違いありません。

【対抗馬】國學院大學
前回大会総合3位の実力校。卒業した平林選手に代わり、新エースとして期待されるのが青木瑠郁選手です。2025年6月には5000mで國學院大學記録を更新するなど、その実力は折り紙付き。この新エースを中心に、チーム一丸の粘り強い走りで初の総合優勝を狙います。

【レジェンドの今】箱根駅伝で活躍した選手の現在

箱根駅伝のスターたちは、卒業後も様々な形で陸上界に関わっています。特に記憶に残る3名の「今」をご紹介します。

柏原 竜二(かしわばら りゅうじ)- 二代目・山の神

東洋大学時代に5区で4年連続の区間新記録を樹立し、「二代目・山の神」として圧倒的な人気を誇りました。大学卒業後は富士通に所属し競技を続けましたが、2017年に現役を引退。現在は同社で会社員として働きながら、解説者やコメンテーターとして、その分かりやすい語り口で駅伝の魅力を伝えています。

神野 大地(かみの だいち)- 三代目・山の神

青山学院大学の初優勝に貢献し、「三代目・山の神」として名を馳せました。大学卒業後は実業団を経てプロランナーに転向。現在もマラソン選手としてパリオリンピック出場を目指すなど、第一線で活躍を続けています。

瀬古 利彦(せこ としひこ) – レジェンド解説者

早稲田大学時代に4年連続で「花の2区」を走り、日本のマラソン界を牽引したレジェンドです。現在は日本陸上競技連盟のロードランニングコミッションリーダーとして、日本の陸上界の強化に尽力しています。箱根駅伝のテレビ解説でもおなじみですね。

【現地観戦ガイド】応援はどこで?チケットは必要?

箱根駅伝は、沿道で選手たちを直接応援できるのも大きな魅力の一つです。

チケットは不要!誰でも無料で観戦可能

箱根駅伝の沿道での観戦に、チケットは一切必要ありません。誰でも自由に、無料で選手たちの熱い走りを応援することができます。

初心者におすすめ!定番の応援スポット

① 東京・大手町(スタート・ゴール地点)


全チームが一斉にスタートする往路の出発点であり、復路で歓喜のゴールが見られる最もドラマチックな場所です。ただし、最も人気のあるスポットなので大変な混雑が予想されます。

② 鶴見中継所・戸塚中継所


選手たちが襷(たすき)を繋ぐ中継所は、応援の盛り上がりが最高潮に達する場所の一つです。目の前で繰り広げられる襷リレーの迫力は、現地ならではの体験です。

現地観戦の注意点

  • とにかく混雑する:人気スポットで良い場所を確保するには、数時間前から待つ必要があります。
  • 防寒対策は万全に:1月の早朝は非常に冷え込みます。カイロや暖かい飲み物など、防寒対策は必須です。
  • 応援のルールを守る:身を乗り出しての応援や、コースを横切る行為は絶対にやめましょう。選手の安全を第一に、マナーを守って応援することが大切です。

まとめ:箱根駅伝2026を楽しもう!

この記事では、第102回箱根駅伝2026の出場校や日程、コースといった基本情報から、テレビ観戦が100倍楽しくなる豆知識まで、幅広く解説しました。

年に一度、学生たちが一本の襷に全てをかけて走る姿は、多くの人に感動を与えてくれます。優勝した大学は、翌日のニュース番組や情報番組に生出演することも恒例となっており、その喜びを分かち合う姿も見どころの一つです。

シード校が王者の意地を見せるのか、予選会から勝ち上がった大学が下剋上を果たすのか。ぜひ、ご自身の注目校を見つけて、お正月の2日間、選手たちの熱い走りを応援しましょう!

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