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【箱根駅伝予選会2026】通過校を徹底予想!注目大学と注目選手、ボーダーラインを解説

箱根駅伝 予選会とは?ルールと注目校を解説

毎年1月2日、3日に行われる箱根駅伝本戦
10月には箱根駅伝本戦への出場権をかけた「予選会」が開催されます。

シード権を持たない大学が、たった10枚の切符をかけて争う一発勝負のサバイバルレース。
この記事では、2026年の本戦出場を目指す各校の戦力を徹底分析し、通過校と注目選手をどこよりも詳しく予想します!




  • 情報更新日:10月8日

予選会の基本ルールと日程

大会概要

大会名称 第102回東京箱根間往復大学駅伝競走 予選会
開催日程 2025年10月18日(土)8:30~
開催場所 陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園
テレビ放送 午前8:25~10:25
日本テレビで生中継
公式サイト 箱根駅伝公式サイト
関東学生陸上競技連盟

どんな大学が出場するの?

出場するのは、前回の箱根駅伝でシード権(10位以内)を逃した、関東学生陸上競技連盟に所属する大学です。
2025年10月開催の予選会では42チームがエントリーしています。

予選会のルール解説

箱根駅伝予選会は、本戦出場をかけた一発勝負のサバイバルレースです。
その少し特殊なルールを解説します。

勝敗の決め方


各校10名~12名の選手がハーフマラソン(21.0975km)を一斉にスタートし、チーム内上位10名の合計タイムで総合順位を競います。
1人のエースが速いだけでは勝てず、10人が安定して高いレベルで走る「チーム全体の総合力」が問われる過酷なレースです。

このレースの上位10校が、2026年1月の箱根駅伝本戦への出場権を獲得します。

【参考】過去3年間の予選会ボーダーライン


本戦出場の最後の1枠(10位)をめぐる争いは、毎年数秒を争う熾烈なものになります。

前回大会の1位と10位の結果を表でまとめました。
10位の順天堂大学と11位で落選した東京農業大学との差は、わずか1秒でした。

順位 大学名 合計タイム / 1人平均
1位通過 立教大学 10時間52分36秒 / 1時間5分15秒
10位通過 順天堂大学 11時間01分25秒 / 1時間6分8秒

※参照元:箱根駅伝公式サイト 過去の記録

「10名~12名」の選手登録とは?


各大学は、レース当日に10名から最大12名までの選手を出場させることができます。
11人や12人で走る大学は、それだけ選手層が厚いという証でもあります。

例えば、10km地点の通過タイムを見て調子の悪い選手がいた場合、その選手を集団から離して無理に走らせるよりも、そこでレースを止めさせ、残りの10人で確実にタイムを揃えにいく、といった作戦を取ることができます。

【2026年予選会】通過校を徹底予想!

【当確ライン】通過は固い?有力校

順天堂大学


前回の箱根駅伝では11位と、あと一歩でシードを逃した名門・順天堂大学。エースの吉岡大翔選手は学生トップクラスの実力を誇り、全日本大学駅伝予選会でも川原琉人選手石岡大侑選手が安定した走りを見せました。
選手層の厚さと経験値を考えると、上位通過候補の最有力といえるでしょう。

大東文化大学


前回予選会1位通過の実力校。エースの入濱輝大選手(28分前半)を中心に、28分台の選手が複数エントリーしており、安定感は抜群。持ち味の集団走が発揮できれば、今回も上位通過はほぼ確実と見られています。

東海大学


前回の予選会14位で、まさかの敗退を喫した東海大は、日本人トップクラスの実力者のエース花岡寿哉選手がエントリー。そのほか兵藤ジュダ選手鈴木天智選手ら上級生の走りが、名門復活の鍵を握ります。

日本体育大学


箱根駅伝78回目の出場をかけた挑戦の日本体育大学。予選会で最も注目とプレッシャーが集まる伝統校です。箱根駅伝主将の浦上和樹選手を中心に、チーム一丸となって伝統の襷を守り抜けるか。「日体大は予選では落ちない」と言われる底力を、再び見せられるか。

通過ボーダーを争う注目校

日本大学


留学生エースのシャドラック・キプケメイ選手が、個人トップでチームに大きな貯金をもたらします。個人上位で稼ぐタイムに加え、日本人勢では大仲選手冨田選手ら4年生が堅実な走りを見せています。
上位進出には、日本人勢の粘りがカギとなりそうです。

山梨学院大学


こちらも強力な留学生ジェームス・ムトゥク選手中心に、チームとしてのまとまりが課題。
日本人勢では若手の台頭もあり、総合力の底上げが進んでいます。
個々の持ち味を発揮できれば、ボーダーライン突破も十分に可能です。

東京農業大学


前回の予選会ではあと一歩で通過を逃した東京農業大学。
エースの前田和摩選手は世代屈指のスピードランナーで、今季は駅伝ファンからの注目度も高い存在です。
悔しさをバネにしたリベンジなるか、今年は大きな期待が集まっています。

中央学院大学


予選会での安定感には定評がある中央学院大学。
昨年チームを支えた吉田礼志選手の卒業は痛手ながら、「全員でつなぐ駅伝」という伝統の強みがあります。
例年通り、ボーダー付近での粘り強い戦いが期待されます




【個人トップ争い】最速ランナーは誰だ?

チーム順位の攻防も見どころですが、個人トップ争いも予選会を展開する大きな焦点です。
シャドラック・キップケメイ選手(日本大学)ジェームス・ムトゥク選手(山梨学院大学)といった留学生勢が序盤からペースを引っ張る展開が有力視されます。

一方で日本人トップ争いにも注目が集まり、吉岡大翔選手(順天堂大学)は安定した実績と勢いから上位に顔を出してくることが期待され、さらに花岡寿哉選手(東海大学)前田和摩選手(東京農業大学)といった各校のエースが、粘り強さや終盤の踏ん張りで意地を見せる可能性も十分にあるでしょう。

【2026年からの新ルール】関東学生連合チームとは?

「関東学生連合チーム」とは、予選会で本戦出場を逃した大学の中から、成績上位の選手を選抜して編成される、予選会敗退校のドリームチームです。

チームとしての順位は公式記録に残らない「オープン参加」ですが、個人記録は有効とされます。
母校の襷ではない、白地に「関東学生陸上競技連盟」のロゴが入った襷で走る姿が、駅伝ファンの胸を打ちます。

2026年の第102回箱根駅伝から、関東学生連合チームの編成ルールが大きく変更されることが発表されました。

2026年からの大きなルール変更点

① 経験者も参加可能に!


これまでは「箱根駅伝を一度も走ったことがない選手」しか選ばれませんでした。
しかし、新ルールでは「本戦出場経験が1回までの選手」も選考対象となり、予選会で敗れた大学のエースが再び箱根路を走る姿が見られるかもしれません。

② 新しいチーム編成方法


選出方法も新しくなり、より多くの大学にチャンスが広がる形となりました。

  • チーム枠(10名):予選会で11位~20位だった10校から、各校1名ずつ選出。
  • 個人枠(6名):予選会で21位以下だった大学の選手の中から、個人成績上位者6名を選出。

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