【初心者向け】大谷翔平の「すごさ」を徹底解説！

今、ロサンゼルス・ドジャースでの活躍で、大谷翔平選手と山本由伸投手のニュースを見ない日はないほど、日本中が盛り上がっています。

特に大谷選手については、「1000億円の契約」「二刀流」「MVP」といったスゴイ言葉は聞くけれど、
「正直、何がどうすごいのかよくわからない…」
「今さら人には聞きづらい…」
という方も多いのではないでしょうか？

この記事では、そんな「大谷翔平選手のことをゼロから知りたい」という方のために、

100年に一度と言われる「二刀流」の価値
話題の「1000億円契約」の仕組み
ドジャースでの現在の役割（打者専念から二刀流復帰へ）
WBCでの伝説的な活躍
これまでの経歴（高校～メジャー）

まで、この記事ひとつで大谷翔平の「すごさ」がまるごと分かるように、徹底的に、そしてわかりやすく解説します。

目次
【初心者向け】大谷翔平の「すごさ」を徹底解説！
大谷翔平の「すごさ」が5分でわかる基本（初心者向け）
　　① 二刀流の歴史的価値
　　② 圧倒的な実績（受賞歴）
　　③ 世界を魅了する「人間性」
ドジャースでの最新情報（2025→2026展望）
　　ドジャースでの役割は？（2026年の展望）
　　最強打線「MVPトリオ」の一角に
話題の「歴史的契約」をわかりやすく解説
　　総額はいくら？ → 10年約1,015億円（7億ドル）
　　なぜ「後払い」を選んだの？
伝説の始まり！大谷翔平のキャリア（経歴）
あの感動をもう一度！WBCでの大谷翔平
大谷翔平の試合を観るには？（2026年版）
まとめ

情報更新日：11月10日

大谷翔平の「すごさ」が5分でわかる基本（初心者向け）

「オオタニサン」として世界中に愛される大谷翔平選手。
まずは「名前は知っているけど、何がそんなにすごいの？」という方のために、
その異次元のすごさを3つのポイントで紹介します。

① 二刀流の歴史的価値

大谷選手最大の特徴は「二刀流（にとうりゅう）」。
つまり、ピッチャー（投手）とバッター（打者）の両方を、世界最高峰のメジャーリーグで同時にこなしています。

現代野球は完全な「分業制」で、投手と打者を兼任することはほぼ不可能。
しかし大谷選手は、時速160km超の速球を投げるエース投手であり、同時にシーズン40本以上のホームランを放つ強打者でもあります。

これは野球の神様「ベーブ・ルース」以来、約100年ぶりの快挙。
大谷翔平は、文字通り「野球の常識を覆した男」なのです。

② 圧倒的な実績（受賞歴）

大谷選手は“両方のポジション”で、メジャーの頂点に立っています。
その証拠が、シーズン最優秀選手賞「MVP」の数々。

2021年（ア・リーグ）、2023年（ア・リーグ）、2024年（ナ・リーグ）でMVP受賞。
2021年と2023年は投票した記者全員が1位に選ぶ「満票MVP」でした。
史上初の「2度の満票受賞」は前人未到の記録です。

【2025年シーズン速報】
2025年はドジャースのワールドシリーズ連覇に貢献。
ポストシーズンでは「NLCS（リーグ優勝決定シリーズ）MVP」を受賞。
さらに「シルバースラッガー賞（DH部門）」も3年連続で受賞しました。
また、2025年のナ・リーグMVP最終候補にも選ばれています（※11月13日発表予定）。

▼大谷翔平の主なメジャー受賞歴一覧

受賞年	主なタイトル
2018年	ア・リーグ新人王
2021年	ア・リーグ MVP（満票）シルバースラッガー賞（DH部門）
2023年	ア・リーグ MVP（満票）ホームラン王シルバースラッガー賞（DH部門）
2024年	ナ・リーグ MVP ワールドシリーズ制覇シルバースラッガー賞（DH部門）
2025年	ワールドシリーズ連覇 NLCS MVP シルバースラッガー賞（DH部門） MVP最終候補（※）

③ 世界を魅了する「人間性」

大谷選手の魅力はプレーだけではありません。
彼は「人としても完璧」と称されるほど誠実で謙虚です。

試合中に落ちているゴミを拾う姿は有名で、「運を拾っている」という信念を象徴。
さらに、日本全国の小学校約2万校に野球グローブを3つずつ寄贈するという前代未聞のプロジェクトを実施しました。

また、ドジャース入団時に背番号17を譲ってくれたジョー・ケリー投手夫妻に「ポルシェを贈った」エピソードも話題に。
こうした行動の一つひとつが、彼が真のスーパースターだと言われる理由です。

ドジャースでの最新情報（2025→2026展望）

2024年、大谷翔平はドジャースと10年総額7億ドル（約1,000億円超）の契約を締結。
移籍1年目からナ・リーグMVP＆ワールドシリーズ制覇を達成しました。
そして2025年も、打撃面でチームを牽引し、連覇に大きく貢献しました。

ドジャースでの役割は？（2026年の展望）

2023年9月に2度目となる右肘の手術（トミー・ジョン手術）を受けた影響で、2024年シーズンは「打者（DH＝指名打者）」に専念。
打者一本でもナショナル・リーグのMVPを受賞するという歴史的な活躍を見せました。

2025年はリハビリを経て、シーズン途中から投手としても一部復帰を果たしました。
2026年は、完全復活した「投打二刀流」シーズンとして世界中が注目しています。

最強打線「MVPトリオ」の一角に

ドジャース打線は、移籍当初から「史上最強」と呼ばれていました。
その理由は、大谷選手（2021, 2023, 2024年MVP）の他に、ムーキー・ベッツ選手（2018年MVP）、フレディ・フリーマン選手（2020年MVP）と、MVP受賞者が3人も並ぶ前代未聞の打線だからです。

この「MVPトリオ」は期待通りに機能し、2年連続のワールドシリーズ制覇（2024年、2025年）の原動力となりました。

話題の「歴史的契約」をわかりやすく解説

2023年12月、大谷選手がドジャースと結んだ契約は、世界中のスポーツファンを驚かせました。

総額はいくら？ → 10年約1,015億円（7億ドル）

契約金は、プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル（当時のレートで約1,015億円）です。
年俸に換算すると約101億円。これは日本の国家予算の一部に匹敵するほどの、まさに天文学的な金額です。

なぜ「後払い」を選んだの？

さらに驚きなのが、その「中身」です。
大谷選手は、この総額1,015億円のうち、なんと約985億円（97%）を「後払い」にするという契約を選びました。

これは、大谷選手が「チームに勝ってほしい」と強く願ったためです。
メジャーリーグには「ぜいたく税」というルールがあり、チームが選手に払う年俸総額が一定を超えると、多額のペナルティ（税金）が発生します。

大谷選手が自分の年俸を「後払い」にすることで、チーム（ドジャース）が使えるお金に余裕が生まれ、他の強い選手（山本由伸投手など）を獲得できるようになります。
自分の利益よりもチームの勝利を優先する、大谷選手の姿勢が表れた契約です。

伝説の始まり！大谷翔平のキャリア（経歴）

大谷選手が「世界のOHTANI」になるまでの道のりを、高校時代からドジャースまで一気に振り返ります。

高校時代（花巻東高校）

大谷選手の伝説は、岩手県の「花巻東高校」時代から始まっていました。
当時から「投手」と「打者」の両方で、”超高校級”の選手として甲子園（春・夏）でも注目を集めます。

投手としては、高校生（アマチュア）として日本初となる「時速160km/h」を記録し、日本中のスカウトの度肝を抜きました。

卒業後はすぐにメジャーリーグ挑戦も視野に入れていましたが、ドラフト会議で「北海道日本ハム・ファイターズ」から1位指名を受けます。その際、球団から「二刀流育成プラン」という前例のない提示を受け、日本球界入りを決断しました。

日本ハム・ファイターズ時代（2013-2017）

「二刀流」での育成を掲げた日本ハムで、その才能を開花させます。
投手として日本最速（当時）の165km/hを記録し、打者としても活躍。2016年には「10勝・22本塁打」という異次元の成績で、チームを日本一に導き、パ・リーグMVPに輝きました。

ロサンゼルス・エンゼルス時代（2018-2023）

「二刀流」の夢を追い、メジャーリーグへ挑戦。
怪我に苦しむ時期もありましたが、2021年に投手として9勝、打者として46本塁打という歴史的なシーズンを送り、満票でMVPを受賞。
2023年には、投手として10勝をあげつつ、打者として日本人初となるホームラン王（44本）を獲得し、2度目の満票MVPに輝きました。

ロサンゼルス・ドジャース時代（2024-）

2024年、歴史的な大型契約で常勝軍団ドジャースへ移籍。
移籍1年目（2024年）は打者専念ながら、2年連続のMVP（ナ・リーグMVP）を受賞し、チームをワールドシリーズ制覇に導きました。
移籍2年目（2025年）にはシーズン途中で投手復帰も果たし、投打のフル回転でワールドシリーズ連覇に貢献しました。